たいへんですなぁ

人に「おもしろいよ」とすすめられて、「できそこないの男たち」福岡伸一著を読んだ。

「アダムからイブができたのではなく、イブからアダムができたのだ」という話や、「オスは遺伝子の使い走りにすぎない」「女性が長生きする理由」など、なんとなく雑学的に聞いたことのある話を、遺伝子的に見るとどういうことかをわかりやすく解説した本。

エッセイ風な話も盛り込んで、文系人間にもとっつきやすいように書かれているところは、「生物と無生物の間」以上かも。理論+情緒があるってところが人気の秘密なのかな。

この本を読むと、世の中がまた違って見えてくるから愉快。夜遅い時間に混んだ電車で、疲れたサラリーマンのおじさんたちを見ても「遺伝子の使い走りをしながら、仕事もガンガンさせられて、ご苦労様ですconfident」的な目で見たり…(笑)。

それにしても…。

定期的に読書をするようにしようと年頭に誓ったものの、今年もすでに1ヶ月以上経過…。すべてが後手後手に回るので、逆に「急がねば!」と強迫観念にかられることしばしば…。ここも読書ブログと呼べるくらいにならんものかしら。

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現代物ならやっぱりコレ

古典文学を読まなくては!

…と、突然思い立ち、始まった読書ライフ。図書館で物色しているときに、ふと目に留まった現代作家の名前。

パトリシア・ハイスミス

古典文学作品を探していたのも忘れ、数冊ある中から未読の一冊を借りてしまった。

というわけで、今回の読書感想文は「死者と踊るリプリー」でございます。

パトリシア・ハイスミスは、映画「太陽がいっぱい」の原作で有名な女流サスペンス作家。「死者と踊るリプリー」は、「太陽がいっぱい」と同じトム・リプリーが主人公のシリーズ5作目の完結編だ。

このシリーズの中では「アメリカの友人」も映画化されていて、映画・原作のどれもそれぞれ別の独立した作品としてよくできていると思う。映画としては、「太陽がいっぱい」よりも「アメリカの友人」のほうが好きかな。いや、それぞれ良いから選べないな~。リプリー役が「太陽がいっぱい」はアラン・ドロン、「アメリカの友人」はデニス・ホッパーで、キャラが違いすぎるのも逆に面白くて好き。

いっときハイスミス作品に凝っていた時期があったけど、久々に読むとやっぱりこの人の作品は面白い!サスペンスといっても大げさな感じじゃなく、文体やストーリー展開がクールで洗練されているというか。

主人公のトム・リプリーは、犯罪者なんだけど魅力的。それもワルな魅力というより、誰よりもスタイリッシュで知的な感じがする。

「死者と踊るリプリー」も、すごく面白かった。パリやロンドンやモロッコを舞台に、優雅な生活が描かれていて。その一方で、過去の犯罪にじわじわと精神的に追い詰められていくさまがなんとも…。

ふぅ~(ため息)dash

トムにまつわるストーリーはまだまだ続くような想像がふくらむけど、作者永眠のためこれにて完結。うーん、残念!bearing

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初心者の読む古典文学1

読書をしないでいると、どうも人生損しているような気がするなぁ…think

と、以前からうすうす気がついていたんだけど、なかなか手が出ずにいたわけで。

活字が嫌いなわけじゃない。ただ読む物といえば、雑誌や軽いエッセイや実用本が多い。

このまま、名作と呼ばれる文学作品を読まずに終わっていいんだろうか!?

と思い立って図書館へ。

とはいえ、何から読めばいいんでしょ。最近はいろいろ新訳など出て人気みたいだけど、できればとっかかりは薄手の本がいいかも…。

という理由だけで選びました。

「はつ恋」 ツルゲーネフ

おそるおそる読み始めたらけっこう読みやすくて、するすると19世紀のロシア文学の世界に入っていけた。

美しい夏の別荘地で、紅顔の美少年(かな?)が年上の女性に初めて恋するお話。

なんともロマンチックなんだけど、この相手の女性が同性から見るとけっこう嫌な女でcoldsweats01。取り巻きの男性にちやほやされて、思わせぶりな態度をとったり、すれた生活をしている。

そんな中で、主人公の少年のまっすぐな心にほだされたかに見えて。と思ったら、まさかの展開が…shock

結局、主人公は手ひどい失恋をするんだけど、私はその時点で相手の女性が好きになった。

女性も辛い思いをして不幸な人生をたどるんだけど、初恋があれではインパクトあり過ぎてひでートラウマになりそう。

主人公ったら、可哀そう~。

いや!それが恋の醍醐味!?

体験した方が幸せなのか不幸せなのか、世の中にはそういうわけのわからないものがあるのかもしれません(しみじみ)gawk

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あぁ、フレディ…

映画でも見ようかと思い立ち、ふらりと出掛けてきました。お目当ては、梅田ブルグ7で上映されているクイーンのライブnote

ところがレディスデーに行ったのに、割引料金にならず。一般料金は2,900円!

高いな。

しかも最初指定された席に「もっと前の席を」と文句をつけて取った席は、隣に推定年齢48歳・無職風の太ったオタクなおじさんが(平日の昼間なので観客はおばさんばっかなのに)…。

ビミョー

…といった気持ちは、始まった途端、ぶっ飛んだ。

1981年にカナダ・モントリオールで行われたクイーンのライブ映像。大画面と最新の音響システムで再現されたとあって、その臨場感とド迫力に釘付け!

少女の頃、日本の男性アイドルに全く興味がなかった(今は大好きですがcoldsweats01)私は、ブライアン・メイのことを

「王子様だlovely

と思っていたけど

大人になって改めて見てみると、やっぱり何と言っても

フレディ・マーキュリー、

素晴らしすぎる!

右隣のオタクなおじさんが、ハードなナンバーではミョーな動きで足踏み&手拍子し、

左隣の赤星たみこが年取った風のおばさんが、バラードでは一緒に口ずさんでいる中、

私は身じろぎもせず、ひたすら涙がちょちょぎれそうになっていましたよweep

圧倒的な歌唱力、パフォーマンス。

あぁフレディ、ゲイでもかわまない、その胸毛に触りたい(笑)。

でも、死んじゃったんだねcrying

ラストの「We are the champions」では

「We will keep on fighting till the end」と力強く歌うフレディ。

ライブではもちろん、人生の最後まで力をふりしぼってファイトを燃やし続けたんだろうか。

そして、死してなお輝き、熱いメッセージを送ってくるこの存在感。「懐かしい」だけにとどまらず、時代を超えてパワーを与えてくれる。

どっかの宣伝文句ではないが、まさにNo music,No lifeだね。

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パワースポットへ

万博記念公園にある大阪日本民芸館に、「インド・大地の布」展を見に行ってきた。

刺しゅうで描いた動物柄や、繊細なプリント、織り柄など、エスニック雑貨店等で普段目にすることも多いインドの布。でも伝統的な衣裳やターバンなどを見ることは少ないので、「ほほぅ、これがルーツか」と思いながら見ることができた。

それにしてもインドやアフリカなどで決して豊かとはいえない暮らしをしている人が、どうしてあんなに美しい布を作ることができるのがとても不思議。生活に追われていると、きれいな刺しゅうを入れようなんて余裕は生まれそうにないのに。

テレビを見たり、酒を飲みに行ったり、他に遊ぶことや誘惑が少ないせいかしら。夢や喜びはすべて布に凝縮して表現しているってことか。

私も家にこもってひたすら刺しゅうに明け暮れるのもいいと思うけど、そういうことをすると乙女な人と勘違いされるのが不快なので二の足を踏んでしまうというか。夜のネオンを見てほっとするところもありつつ、今のご時世では地球環境やエコを考えないわけにもいかず。

ま、そんな混沌とした心を抱えているものにとっては、万博記念公園は心を浄化させてくれるパワースポットでもあるsun

お隣の国立民族博物館も大好きな場所だけど、広すぎるので今回はパス。日本庭園に入って(ま、ここも広いけど)、ベンチに座ってぼーっと英気を養う。すると隣のベンチに老夫婦がやってきた。

奥さん「あの紫の花、なんていう名前か知ってるか?」
旦那さん「知らん」
奥さん「そう、シランっていう花の名前なんやで」

なんて会話を聞きつつ。

日本庭園前はバラ園になっていて、ちょうど見ごろを迎えていた。敷地はそんなに広くないけど色とりどりの花が並んでいて、バラアーチも作ってあって、やさしい香りがふ~んわりそこはかとなくcatface

太陽の塔の後ろ姿を背景に、咲き誇るバラ。

20080515160246

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初☆ミュージカル観劇

劇団四季の「オペラ座の怪人」のチケットがあるんだけど行く?と誘われ、喜んで行ってきました。ミュージカルを生で見るのは初めてwink

大阪四季劇場は、なかなかセレブな雰囲気だけど客席は意外とこじんまりとした感じ。センターの前から8列目といういい席で、よーく見ることができましたheart02

日本人のミュージカルってどうなの??と思ったけど違和感もなくセットも凝っていて、臨場感抜群happy02「オペラ座の怪人」という作品自体も少し怪しげで、哀しくて、大人向けのミュージカルなのね。

何よりファントム(怪人)役の人の歌声が、もう素晴らしくてうっとり・・・lovely

ま、ミュージカルの傑作の主人公で、歌唱力が必要とされる役どころ、実力がないと務まらないわけで、当然といえば当然。北島三郎に「歌うまいね!」って言うようなもんですがcoldsweats01

映画や美術館はちょくちょく行くけど、観劇ってあまりしていないな。これを機会に、オペラも見てみたい。あと、能や狂言なんかも、生で見てみたいなぁ。あ、そういえば宝塚も生で見たことがない・・・。

・・・と一緒に行った人に言ったら、「ええっ、宝塚に行ったことがないの!?」と驚かれてしまった。っていうか、驚かれたことに驚きcoldsweats01友人は神戸出身で、宝塚は近い存在みたい。

というわけで、今度は宝塚に行こうと約束を交わしたのでした。

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しみじみと余韻が・・・

「映画を見たい」shineと思い立ち、ふらりと見に行ってきました。

「いつか眠りにつく前に」

末期ガンに侵されて余命いくばくもない主人公。夢うつつの中で目に浮かぶのは、若い頃の輝いていた自分・・・。年老いた現在と若かった過去を対比しながら、ストーリーは進んでいく。

というと、みじめな最期と思われるかもしれないけど、決してそんなことはなくて。

人生の中で「過ちを犯した」と思っていたことも、実は彩り豊かにしてくれたもの。どんな人生も実り豊かで美しい、そうしみじみと実感させてくれる秀作でした。

ヴァネッサ・レッドグレイブとメリル・ストリープのW大女優共演に加え、それぞれの実娘が共演しているのも見どころ。映画にも母と娘との関係が描かれているので、そこんとこも重ね合わせて見ると趣深い。

にもかかわらず、そんなに話題になっていないような。ちょっと地味だし、人生を振り返る年齢にならないと、この深みはわからないかもしれないなぁ。

2つの時代のお家&インテリアもなかなか素敵でしたcatface

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宇宙で聴く音楽は?

先日のNHKスペシャルで、「ウエイクアップコール」の番組を見ました。「ウエイクアップコール」とは、スペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士にヒューストン管制センターから送られる目覚めの音楽のこと。

宇宙飛行士やその家族からのリクエストで、さまざまな音楽が宇宙に流れているそう。これがもう「ナイスセレクト!」って思うものばかり。

「美しく青きドナウ」byシュトラウス
これって、映画「2001年宇宙の旅」で使われている音楽。21世紀になって、そのまんま再現していたとは!

「What a wonderful world」byルイ・アームストロング
これ、宇宙飛行士からのリクエスト曲NO1ソングだそう。そうでしょう、そうでしょうとも。

「Imagine」byジョン・レノン
空軍のヒーローだったイスラエル人の飛行士は、アメリカ人飛行士のリクエストでこの曲を聴いてヘブライ語に訳し、帰還中の爆発事故で亡くなったとか。

他にも、クイーンの「ボヘミアンラプソディ」やカーペンターズの「We've Only Just Begun」、Smapの「世界でひとつだけの花」などなど…。

宇宙から、地球が回っているのを見るってどんな感じかな?

そして、自分も宇宙の一部であることを体感するってどんな感じかな?

その時、私ならどんな音楽を聴きたいかな?

まず、「美しく青きドナウ」は、はずせないでしょ。オペラのアリアも合いそうだし、インド音楽とか聴いたら悟りを開けそう(?)あとギンギンな、サンボマスターやハイロウズなんか聴いてみたいっ(^□^)

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まるで預言書のように

早くもレバーに食べ飽きたので鉄分対策はやめて、次は通風対策(尿酸値が高め)をしようとしたら卵類がだめだという。こっちを立てるとあっちが立たず。えーい、面倒くさすぎる。

食改善中止!(笑)

というわけで、気晴らしに図書館へ行ってみることに。たまにアフリカ関係の本を読みたくなる時があって、「神よ、アフリカに祝福を」という本を借りた。

1992~4年ごろに書かれたもので、共同通信の記者をしていた著者は94年にザイールへ向かうチャーター機の墜落事故で亡くなっている。

私は1993年ごろに1度ケニアに旅行に行ったことがあるので、同じ時期にジャーナリストがどんな生身のアフリカを見ていたのか興味があった。

サファリで動物を見たりするだけのおバカなツーリストだった私とは当然比べようもないんだけど、現在につながる飢餓や貧困や内戦などさまざまな問題を抱えていることをしっかりと伝えていた。

最初の章でビクトリア湖のナイルパーチの話があった。日本をはじめ外国に大量に売れる白身魚をめぐる話だ。これって最近映画になって知ったことだけど、十数年前から問題になっていたんだ…。

ルワンダ難民の話もリアルタイムで伝えている。これも最近映画になったものの、多くの人は実体を知らない。

現在にもつながるスーダンの内戦など、戦争の話は多い。その背景は部族間の闘争などあるけど、植民地政策の影響も多分にあるけど、それ以外に気候変動による影響についても伝えられている。

土地が砂漠化したために水を巡る闘争が起きていることや、ナイルパーチの話でも気候変動で農業ができなくなった人が漁師になって稼いでいることなどが書かれていた。地球温暖化という言葉こそ使われていないけれど、現在表面化しつつある問題を早くから気づいていた人がいるんだ。

未来を予見するなら、先進国よりアフリカに注目すること。過去に書かれた本を読むこと。

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やっとこ読破

とにかく気ぜわしかった年末年始。でも、ひとつだけやっておきたかったことができた~(^o^;)

それは福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」を読破したこと。

前にブログにも書いたけど、「爆笑問題のニッポンの教養」でこの人がゲストに出た時、すごく印象に残って…。という話を読書家の友人にしたら、新書としては久々に心にヒットしたと言っていたので思い切って買ってみることに。

その後、怒涛の年末仕事が続き、合間合間にちびちび読んでは放置。でも、ななめ読みや飛ばし読みはしたくなかったのでじっくりと読み進め、大晦日に紅白を見ながらも読み、元日にようやく読み終えたというわけ。

30分のテレビでさら~っと流していたことを、頭でさら~っと感じて解釈したことは、おおむねズレてなかったことを再確認できたと思う。

「生命とは代謝の持続的変化である」

「生命とは自己複製するシステムである」

…こういう生命観って、今まで知らなかった。「生命とはなんぞや」と語られるものって、おおむね哲学や宗教など抽象的すぎて理解しがたいというか、情緒的で好みじゃない感じだった。でもこんな風にクールに語られると、すとんと心に落ちるものがある。

で、生物と無生物はどう違うのか。

一見、無生物の方が堅固なように見えるけど、雨風にさらされるとすぐに劣化するし、複製できないから劣化したらあとは崩れるがまま。その点、生物は代謝によって劣化を遅らせることができるし、複製(子孫)を作ることで次へ残すこともできる。

そこが違う。それだけの違い。

でも、DNA配列の話や、細胞が行うタンパク質の分泌プロセスなどを読むと、私のあずかり知らぬところで体はすごいことを行っているんだとただただ驚嘆するばかり。生きる意欲を失っている人は、自分の細胞がどんなに頑張って活動しているのか体内を一度じっくり観察してみたらいいと思う(やや強引)。

ちなみに著者は、先日の「爆笑問題のニッポンの教養」の正月特番にも出てたね。他の饒舌な学者さんに混じって終始聞き役になっていたけど、話題をふられると独自の言葉で淡々と語る。その言葉がなんかいい。本のエピローグに書かれていたエピソードも、学者の良心みたいなのが感じられてほっとしてしまった。

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この夏のムーディーソングは

テレビを見ていたら、ユニクロのCMで「夏の日の恋」が流れていた。「あぁ、この時代に、このCMに、この選曲なのね・・」と、なんとなくムーディーな気分になっていた私。

思わずCDを買うなら昔の映画音楽がいいなぁ・・と思い、ふらふらと手にしてしまいました。「ヘンリー・マンシーニ・オーケストラ」。

1960年代、70年代を中心にした名画の音楽がぎっしり。「スター誕生」や「追憶」のテーマを聴くと、田中真紀子似のバーブラ・ストライサンドの顔をパーッと思い浮かべつつも、同時に胸がじーーーん。

さすがにリアルタイムで見てはいないけど、名画座のリバイバルで見た映画の数々。狭くて、古くて、お尻が痛くなる座席だけど、安い値段で1日つぶせた最高の娯楽。

他にも「ムーン・リヴァー」や「ある愛の歌」を流していると、なんだかまるで家の中が昭和の喫茶店(決してカフェではなく!)みたい。ちょっと照明が暗めで、アイスコーヒーを冷コーと言ってしまうような(笑)。

ちなみに「夏の日の恋」は、パーシー・フェイス・オーケストラなんですね。

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美しすぎて

「志村ふくみの紬織りを楽しむ」展を見に、滋賀県立近代美術館へ。

滋賀県立近代美術館は、ロケーションもよくてとっても好きな美術館。でもちょっと遠いので、訪れたのはもしかしたら10年以上ぶりかも!?瀬田駅を降りたら人がたくさんいるので、なんだなんだ!?と思ったら、近くに龍谷大学のキャンパスができたため学生がうようよ…(隔世の感)。

美術館行きのバスにもたくさんの人がいるので、なんだなんだ!?と思ったら、おばさんがいっぱい。染織家・志村ふくみさんは、たいへん人気のある工芸作家らしい。実は私はあまり知らなくて、NHKの「日曜美術館」を見て「これは見ないと!」と思った次第。そして、この展覧会を見てますます興味を抱くことに…。

生き方自体がドラマティックで小説みたいだし、作品は伝統的な中にもモダンなセンスがあふれているし、ファンが多いのも納得。エッセイストとしても高く評価されているらしく、エッセイを2冊買い求めてしまった。

草木染の魅力、織りの魅力などを、それはそれは反物を織るように美しく語られている。ため息…。尊敬というか、憧れというか、神々しいというか。ちょっと変なスイッチが入ってクラフト熱が出てきたような私って、なんか恥ずかしくなってしまう。

帰りは1時間以上かけて、瀬田の唐橋までぽこぽこお散歩。途中、桜、たんぽぽ、つくしなどを愛でながら。春はそれだけで幸せ。

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花鳥風月かぁ~

京都国立博物館の「京都御所障壁画」展へ行ってきました。

今まで未公開だった御所の襖絵が初公開ということで、「雅な宮廷文化っつーものを見てみるべ」と思いたったので。

そこに描かれている絵は、花鳥風月あり、中国の故事にちなんだものあり・・・。テレビや映画のない時代、絵師が描くさまざまな襖絵の世界。高貴なお方はどんな思いで、実際に見たことのない風景や生き物をご覧になったのでありましょうか。

今まで、日本画ってもひとつ魅力に欠けるなぁと思っていたけど、もしかしたら洋画より暮らしに近いものなのかも。襖絵って、言ってみれば「扉」兼「絵画」という、機能と芸術を兼ね備えたアイテムでしょ。他には掛け軸というものがあるけど、これはタペストリーなわけで、つけ替え簡単で収納ラクラク。

ってことはですよ。襖絵は実際に建物にしつらえてこそ、当然生きてくるわけですね。

襖をはがして横並びに展示したものをガラスケースを通してみるのでは、想像も限定されがち。実際に御所の御殿ではどんなふうに映えていたんだろう。と思ったらビデオが上映されていて、御所の建物内部を少々見ることができました。

生でも見たい・・・。(←ダメです。が、外からの参観申し込みは、ネットでも手続きができることを発見)

どうも私の目を通してみると、雅さが薄れて伝わっちゃうなぁ(汗)。帰りはお約束の甘春堂で、和菓子を買って帰りました~。

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で、本題の映画

そうそう。先日観てきた映画「不都合な真実」の話です。

ご存知の通り、元副大統領ゴアが地球温暖化を訴えるドキュメンタリー映画。わかりやすい話なので、興味のある人もない人も、とにかく観ておくことをおすすめします

観客はさすがに年齢層が高めだけど、思ったより若い人も多かった。サービスデーで500円だったので、隣で上映していた「愛の流刑地」よりも盛況。

しかし・・・。環境破壊先進国のアメリカで(日本もだけど)、よくこんな人が大統領候補としてやってこれたもんだなぁと、別の意味で感慨深い・・・。バッシングも多かっただろうに、草の根的にコツコツとスライド講演で訴え続けてきたとは、タフだなぁと思う。

つーか、この映画が全米で旋風を起こすくらいなら、さっさと京都議定書に批准しろよと突っ込みたくなりますが。

日本でもマスコミが毎日のように、「これは地球温暖化の影響でしょうか」というフレーズを湯水のごとく流してる。なんだか、耳慣れすぎてしまった感さえあって、そのための具体的な取り組みは遅れている気がするな・・・。

地球本体の立場になって考えれば、温暖化はある意味思うツボ(?)。風邪を引いたら熱を出すように、熱くなることでウイルス(人類)を退治できるわけで。しばらくは砂漠化しても、また何億年かしたらコケとか生え出して、徐々に二酸化炭素を吸う植物が増え、新たな生物を育むことになるのではないかと。

でも、個人的には「気持ちよく天寿を全うしたいなぁ」という気持ちがぬぐえません。暑さで命を脅かされるなんて、変な感染症にやられるなんて、勘弁って感じ。

だから、「小さなことからコツコツと」なのですね。

ゴミ削減やNOレジ袋は、やってみるとわりと簡単。ちょっとでもそんな取り組みをしていると、自然に無駄なものは買い控えるし、不要なものはできるだけ再利用しようと意識が働く。あとは省エネ対策として「ひとりサマータイム(つまり早寝早起き)」が、できないのが悩み・・・。

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不都合な真実の前に

映画「不都合な真実」を観てきました。この映画の感想は後日また書くとして、観ている間に別の映画のことが無性に思い出されてしょうがなかったの。

それは「10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス(2002年作品)。7人の監督による10分間のオムニバス映画で、その中にスパイク・リー監督による「ゴアVSブッシュ」という作品があったのです。

2000年の大統領選で疑惑の判定(ブッシュ陣営の策略?)によって、惜しくも負けてしまったゴア。当時の私は、ブッシュ政権になって日もたたないしまだ何の結果も出ていないのに、この選挙戦に対する怒りをぶつけるスパイク・リーって熱いな・・・ぐらいの認識しか持たなかったんですね。

でもその後にイラク戦争が起きて、日本はますます政治的にアメリカの影響下に置かれるようになって・・・と、この数年の間に大きく変化。映画「不都合な真実」で地球温暖化への警鐘を鳴らすゴアを見て、「この人が大統領選に勝っていたら」と思う人がいるのもうなずける・・・。

ちなみに「10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス」には、思えば他にも今につながる問題をテーマにした作品が、いくつかあったんですね。ヘルツォーク監督の「失われた1万年」は、ブラジルの先住民が文明をもたらされたことによって絶滅の危機に瀕してしまった話。チェン・カイコー監督の「夢幻百花」は、経済発展を遂げる中国で失われていくものをファンタジックに描いた話。

その時代にしか描けないもの、今伝えるべきことを、ちゃんとわかっていたんだなぁ。しかも、10分間という短い作品にぎゅっと収めて。それぞれ独自の表現方法を用いて。

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さらさら更紗

神戸ファッション美術館へ「更紗とプリントドレス展」を見に行ってきました。

私自身はホント不精でしゃれっ気に乏しいんだけど、なぜか布モノには心そそられるのよねー。企画展以外にも世界の民族衣装や織物が展示されていて、そんなに美術やファッションに興味のない人でも楽しめると思います。

更紗って、ざっくり言うとエスニック風の柄。エスニック雑貨に売っていそうなインドや東南アジアの布や、雰囲気のあるペルシャ更紗など、ひとくちに更紗といっても多種多様。特に着物の柄に用いると、異国情緒が漂って素敵なのー。

ヨーロッパのプリントドレスも展示されていたんだけど、その中でひときわ異彩を放っていたのがエミリオ・プッチ。シンプル&モノトーンの服ばかり着ていると、柄物を合わせるテクニックや色彩感覚が育たないなーと実感。

よし。来年は脱・ジミ服(む、無理!?)だっ。

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催眠楽器なのかも

先日、ムビラのライブへ行ってきました。

ムビラというのはアフリカ・ジンバブエの民族楽器で、親指や人差し指で奏でる「爪ピアノ」。バリのガムランみたいな、透明感のある音色が癒されるんです。

2年ほど前、その音色を聞いたとたん、ムビラのことはなーんにも知らないのに、即座に買い求めた私。だけど、ひとりではなかなか上達できず、ほぼ挫折状態だったのです。で、今回モチベーションを高める意味もこめて、友人を誘って出かけたというわけ。

ひとりでピンピンと弾く分には、山から清水がしたたり落ちるような静かな音色。が、ライブの合奏となると、一転してかなりパワフル。パーカッションも加わると、さらに独特のアフリカンなリズムが生まれ、トランス状態になる感じ。

場所は、町屋を改装して作られたカフェ(最近この手のタイプ、近所に多い)。お客さんも、バックパッカー上がりの若者たちばかり。合コンのカラオケでレミオロメンを歌うことはなさそうな(変なたとえ)、雰囲気のある人たちが集っている。

一緒に行った友人も、「私も買おうかな」とかなり感化されたようす。ちなみにこの友人、ある日突然「ブルースハープを弾きたい!」と思い立ち、何の知識もないのに楽器屋へ行って買った経験の持ち主。そしてブルースハープをブーブー吹いていたら、旦那からひとこと、

「豆腐屋かいな!」

と言われ、挫折したという・・・。

こんな私たち、すっかり乗り気で「ユニット組もうか!」なんてご陽気に語りあってしまった。ムビラの催眠術にはまってしまったのかも。きっとまた挫折だよね・・・。

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微妙な共通点なんですが

「このごろ、こんなところが気になる」とか、「最近のマイブームはこれ」というのが、なぜか似通う友人がいます。

しょっちゅう会っているわけではないのに、久々に会って話をすると、「おお、私もそうなのよー」ということが多い。例えば、この前会った時の「そうそう私も!」は、

「テレビを見ていると、腹の立つことばかりやってる」

ということ。

私は不快なニュースも何となく我慢して見ていたりするんだけど、その人はきっぱりテレビを消して読書をすることにしたんだという。それも古典の大作を!

読書をしなくちゃいかん!

というのは私もつねづね考えていること(あんまり実行できていないが)。古典の名作もろくに読まずに年を重ねてきて、これからも作家の名前くらいしか知らずに生きていくのかと思うと、スカスカの脳と心の貧困を思い知らされるようでがっくり…。

というわけで、図書館に行ってきました。

平日の中央図書館は、晩8時まで開館しているので、お仕事帰りのOLやビジネスマンが結構いるんだね。みんな、わりと読書家なんだ…。

さて、何を借りようか。いきなり大作に挑むのはしんどいので、幸田文、岡本かの子、森茉莉、白洲正子と女流作家特集でまとめることに。

長い道のりだが、いつかは世界中の文豪の大作を読破できるかしらん…。還暦(!?)くらいまでには、なんとか達成できたらいいなぁ。

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